カード会社儲けのカラクリ ~リボ払いが推されるワケ~

カード会社のホームページや請求書のチラシにこんな宣伝を見たことはありませんか?

「こんなにお得なリボ!」「リボルビングへの変更で還元ポイントアップ!」

こんな謳い文句が並んでいれば、堅実な方でも思わず使ってみようかなと気持ちが傾いてしまうのも仕方ないかもしれません。

今回はなぜカード会社はリボ払いを(時に過剰なまでに)勧めてくるのかを解説していきます。カード会社の思惑だけに惑わされることなく、賢い利用者としてクレジットカードと付き合っていきましょう。

リボ払いのキャンペーンって本当にお得なの?

カード会社のキャンペーンは一見とてもお得に見えます。特別に○○ポイントをプレゼント!ギフト券○○円分を期間限定で!なんて言われれば、ついつい乗っかってみようかというのが人情でしょう。確かに考え方によっては月々の返済負担は軽くなるうえに、プレゼントまでもらえるのです。まさしく一石二鳥!

…しかし、一概にそうとも言えないのです。

カード会社にもよりますが高くてもポイント還元率は1%程度です。このポイント還元率とは幾らの買い物利用で何円がポイントとして利用者に返されるかというものです。還元率1%であれば、100万円カードで利用し1万円が帰ってくる(厳密には1万円分の商品券)、といった具合です。確かにポイント交換のときはうれしいかもしれませんね。ポイントもそろそろ溜まってきたし、ここらで商品券と交換すればちょっとしたお小遣いに。

ですが、よく考えてみてください。1万円分の商品券と交換するために100万円の利用がある、しかも100万円リボ払いで。一般的にリボ払いには手数料が実質年率10~15%程度つきます。仮に年率15%としましょう。1ヶ月で月率1.25%(年率15%÷12ヶ月)ですから、100万円の残高があれば毎月1万2500円の手数料負担です。こつこつ貯めたポイントも実は毎月の手数料負担から比べればマイナス2500円の赤字なのです。

どうして推される!?リボ払い

カード会社が私たちにキャンペーンを打ってまでリボ払いを勧めてくる理由、それは上のワケを見れば一目瞭然ですね。上手くリボの利用を増やすことができれば、多少キャンペーンで経費を使ったとしてもカード会社からすれば儲けができるのです。

ここでカード会社のビジネスの仕組みを少しだけ紹介します。カード会社の主な収入源は加盟店からの手数料、年会費、そしてキャッシングやリボの手数料です。加盟店からの手数料とはカード会社とお店が加盟店契約を結び、そのお店でカードの利用があると何パーセントかが手数料としてカード会社に入ります。カード会社としては、加盟店契約に営業マンと投入し営業活動を強化していくことで加盟店を拡大させていかなければなりません。

また年会費収入も年会費無料のカードが多くなってきたこのご時勢には余程のブランドカードでない限りは大きな儲けは見込めません。そこで、注目されるのがもっとも効率的に且つ安定的に手数料なり金利収入が見込めるリボ払いなのです。

ードを使うのはあなた、支払うものあなた。

人は広告に弱いものです。だから企業の販売担当者は大変な思いをして訴求効果の高い広告やキャンペーンを展開します。これらが魅力的なのはある意味当然かもしれません。また、ちょっと今月の支払は厳しくて…なんてときにリボのキャンペーンを目の当たりにすれば、まさに渡りに船です。ですが、リボを使うなとまでは言いませんが、こんな時こそ冷静になって本当に得か考えてみてください。キャンペーンを見て軽い気持ちでリボに切り替えた、気がついたらすべての支払がリボになっていた。返しても、返しても減らない残高…なんてアコギな商売だ!と叫んだところで状況は変わらないのです。なぜなら、この状況を招いたのはキャンペーンに乗っかることを決めたあなたに他ならないのですから。

ポイント!商品券!と楽しみのために計画性をもってリボを使用される分には良い楽しみともなり良いことなのかもしれません。しかし、単にキャンペーンに踊らされてあとで大変な目にあった…そんなことにならないためにも、ぜひリボを使用される際には少し先の支払のことも考えてみてください。

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